壊れた家電や電動工具のモーターは売れる?片付けで出たときの分け方

壊れた家電や電動工具のモーターの売り方と分け方の解説

壊れて動かなくなったモーターも、スクラップとして売ることができます。モーターの中には銅のコイルが入っていて、動くかどうかではなく、中の銅や鉄・アルミの量で評価されるからです。ただし、実家の片付けなどで出た家電や電動工具は、エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機などは家電リサイクル法の対象になること、充電式の工具には電池が入っていることに気をつけて分けましょう。

この記事では、片付けで出た家電・道具のどれにモーターが入っているか、売る前にしておきたいこと、してはいけないことを、法令と環境省の案内をもとに整理します。

壊れて動かないモーターでも売れるの?

売れます。スクラップとしての買取なので、動くかどうかは問いません。ここでいうのは、家電や機械から外したモーターそのもののことです。扇風機や掃除機などを本体のまま手放すときの扱いは、品目と状態によって変わります。

モーターとは、電気の力で回る部品のことです。中には電線を巻いたコイルが入っていて、その多くは銅でできています。外側の鉄やアルミのケースと、中の銅のコイルが合わさった金属製品なので、壊れていても金属としての価値が残ります。

評価が変わるのは、主に次の点です。

  • 大きさ:一般に、大きなモーターほど銅の量が多くなります
  • コイルの種類:コイルが銅ではなくアルミのモーターもあり、その場合は評価が変わります(外から見分けにくいため、査定のときに確認します)
  • 付いている部品:ファンや樹脂のカバー、鉄の台座などが付いたままだと、評価しにくくなることがあります(外せる範囲で大丈夫です。無理に外す必要はありません)
  • 数:小さなモーターは、数がまとまるほど評価しやすくなります

モーターの種類ごとの違いは、モーターの買取ページで紹介しています。

片付けで出る家電や道具のうち、モーターが入っているのはどれ?

回る・動く・風を送る・水をくみ上げる、といった働きをする電気製品の多くには、モーターが入っています。片付けでよく出るものを、処分のときの注意とあわせてまとめました。

出てきたもの モーターの場所 分けるときの注意
扇風機・換気扇・送風機 羽根を回す部分 無理に分解しない。壁や天井に付いた換気扇の取り外しは業者に相談
掃除機 本体の中 充電式なら電池が入っている
電動ドリル・グラインダーなどの電動工具 本体の中 充電式なら電池(バッテリー)を先に確認
井戸や設備のポンプ ポンプと一体 配管や配線から外す作業は、設備業者や電気工事店に相談する
エアコン・冷蔵庫・冷凍庫・洗濯機・衣類乾燥機 本体の中(冷蔵庫やエアコンにはコンプレッサーもある) 家電リサイクル法の対象。自分でコンプレッサーを外さない

コンプレッサーとは、冷蔵庫やエアコンの中で冷媒(冷やすためのガス)を送り出す部品で、黒い円筒形をしています。中にモーターが入っていますが、冷媒や油が入っているため、ご自分で取り外さないでください。業務用の冷凍冷蔵機器やエアコンは、処分の前に、法律にもとづくフロン類の回収が必要です。

エアコン・冷蔵庫・洗濯機は、なぜ別に考えるの?

これらは、テレビとあわせて家電リサイクル法(特定家庭用機器再商品化法)の対象で、ほかの家電とは別に、処分のしかたが決まっているからです。

法律の対象として政令で定められているのは、次の4品目(いわゆる家電4品目)です。

  • エアコン(ユニット形エアコンディショナー)
  • テレビ(ブラウン管式・液晶式・有機EL式・プラズマ式)
  • 電気冷蔵庫・電気冷凍庫
  • 電気洗濯機・衣類乾燥機

環境省は、消費者(排出者)の役割として、家電4品目を廃棄するときに収集運搬料金とリサイクル料金を支払うことなどを挙げています。中にモーターやコンプレッサーが入っていても、ふつうの金属スクラップと同じようには扱えません。買い替えのときは、販売店に引き取りを頼む方法もあります。家電4品目が出てきたときは、品目と状態をお知らせください。どうすればよいかをご案内します。

なお、給湯器・エコキュート・電気温水器は家電4品目には含まれません。

充電式の電動工具や掃除機は、先に何をすればいい?

まず、電池(バッテリー)が入っているかを確かめましょう。充電して使う工具や掃除機には、リチウムイオン電池が使われているものがあります。

環境省は、リチウムイオン電池は強い圧力や衝撃が加わると発火のおそれがあり、全国の廃棄物処理施設やごみ運搬車で、リチウムイオン電池が原因とみられる火災が多発していると説明しています。そのうえで、次のような注意を呼びかけています。

  • 排出する前に電力を使い切る
  • 電池の端子部分をビニールテープなどで覆うこと
  • 電池を取り外せないものは、無理に外さないこと
  • 自治体のごみ捨てルールに従って排出する

電動工具の取り外し式のバッテリーは、本体と分けて、端子をテープで覆っておくと安心です。電池が入ったままの製品や、取り外したバッテリーをお持ちになる場合は、持ち込みの前にお電話などでお知らせください。

環境省は、リチウムイオン電池の目印は「Li-ion」のリサイクルマークだが、充電できる製品なら表示がなくても使われている可能性がある、とも注意しています。「充電して使っていたもの」は、電池が入っているものとして扱いましょう。

売る前に、家でしておくといいことは?

難しい準備は要りません。次の順番で、安全にできることだけをしておけば十分です。

  1. 家電4品目を分ける:エアコン・テレビ・冷蔵庫/冷凍庫・洗濯機/衣類乾燥機は、ほかと混ぜずに別にしておく
  2. 電池を確認する:充電式のものは、取り外せるバッテリーを外して端子をテープで覆う。外せないものはそのまま
  3. モーターが入ったものをまとめる:扇風機・換気扇・電動工具・ポンプなどを1か所に集める(本体のままのものは、品目と状態を伺ってご案内します)
  4. 品目とおおよその数を控える:お問い合わせのときに伝えると、案内がスムーズです

反対に、モーター本体を分解したり、家電を無理にばらしたりしないでください。中の銅のコイルを取り出そうとして分解すると、けがの原因になります。モーターはそのままの形で、家電や工具も無理に分解せずにご相談ください。

売るほどの量がないものや、値段がつかないものもあります。家庭で使う扇風機・掃除機・電動工具などは、小型家電リサイクル法(使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律)の対象品目にも含まれていて、市町村には分別して収集するための措置を講じる努力義務があります。お住まいの自治体の回収方法も確かめておくと、処分の選択肢が広がります。

実家の片付けや遺品整理の中で、金属と家財をまとめて相談したい場合は、遺品整理のページもご覧ください。

持ち込みと出張、どちらで相談すればいい?

車に積める量なら持ち込み、重いものや量が多いものは出張、と考えると選びやすくなります。

  • 持ち込み:外したモーターや金属が数個〜車に積める量のとき。兵庫県川西市の荷受ヤードへ。予約は不要、見積り・査定は無料。8:30〜17:00(最終荷受17:00)、日曜日は定休
  • 出張:ポンプや大きな機械など重いもの、量が多いとき。大阪府・兵庫県の全域へ伺います。遠方で量が少ない場合は出張費がかかります

持ち込みのときは、本人確認書類をお持ちください。持ち込みの流れは持ち込み買取のページにまとめています。会社や工事現場から出たものをお売りいただく場合は、法人・工事業者さま向けのページもご覧ください。

よくある質問

家電から外したモーターが1つだけでも持ち込めますか?

ご相談ください。小さなモーターは1つあたりの評価は小さくなりますが、持ち込みなら少しの量からご相談いただけます。ほかの金属と一緒にお持ちいただくのもおすすめです。

モーターのコイルが銅かアルミか、自分で見分けられますか?

外から見ただけでは分かりにくいことがあります。無理に分解して確かめず、そのままお持ちください。査定のときに確認します。

古い冷蔵庫のコンプレッサーだけを外して売れますか?

ご自分で外すのは避けてください。中には冷媒が入っていて、外すと漏れ出してしまいます。冷蔵庫は家電リサイクル法の対象でもあるため、品目と状態を伺ってご案内します。

どれにモーターが入っているか分からなくても、品目とおおよその数が分かれば大丈夫です。お電話やLINE、お問い合わせフォームからお気軽にご相談ください。

出典:特定家庭用機器再商品化法施行令(平成10年政令第378号)・使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律(平成24年法律第57号)・同法施行令(e-Gov法令検索)/環境省「家電リサイクル法の概要」/環境省 ecojin「リチウム蓄電池火災防止」(環境省のページは、株式会社OCHが要約・編集して紹介しています)

CONTACT

まずは、品目と量をお聞かせください。

「これは売れる?」「どれくらいの量なら来てもらえる?」といったご相談だけでも大丈夫です。写真があると、より具体的にご案内できます。

  • 大阪・兵庫全域
  • 持ち込みOK
  • 出張OK
  • 即日対応も可能
電話する LINE メール